ファルコンビューアー 使い方マニュアル
点群 × 3DGS 統合ビューアー | 2026-08-11 版(表示調整・断面・計測の記録・納品モードに対応)
これは何?
ドローン測量の点群と、写真から作る立体データ3DGS(ガウシアンスプラッティング)を、 1つの画面で重ねて表示し、距離・高さ・面積を測れるツールです。ブラウザ(Chrome推奨)だけで動きます。
起動のしかた
- ターミナルで
falcon-viewerフォルダに移動し、python serve.pyを実行 - ブラウザで
http://localhost:8093/app/index.htmlを開く
左メニューの各項目(案件データ・表示・断面・計測・視点)は、見出しをクリックすると開閉します。 開いていたか閉じていたかは次に開いたときも覚えています。
基本操作
| 視点の回転 | 左ドラッグ(スマホ: 1本指ドラッグ) |
|---|---|
| 平行移動 | 右ドラッグ(スマホ: 2本指ドラッグ) |
| ズーム | マウスホイール(スマホ: ピンチ) |
| メニュー開閉(スマホ) | 左上の ☰ ボタン |
データを開く
- 案件データ: 左メニューのプルダウンで切り替え(
app/projects.jsonに登録された案件) - 3DGSファイル: 「📂 3DGSファイルを開く…」ボタン、または画面へ
.ksplat/.splat/.plyをドラッグ&ドロップ。 読み込んだデータは案件の原点位置に等倍で置かれます
計測は案件ごとに自動で保存され、次に同じ案件を開いたときに復元されます (保存先はこのブラウザの中)。別のPCへ渡すときは「💾 計測を保存」でファイルにしてください。
表示を調整する
| 点群 / 3DGS | チェックを外すと、その片方だけを消せます。 「3DGSが邪魔で点群が見えない」ときに使います |
|---|---|
| 点の大きさ | 点群の粒の大きさ。データが粗いときは大きくすると面に見えます |
| 点群の濃さ | 点群を半透明にします。3DGSと重ねて見比べるときに便利です |
| 🌈 標高で色分け | 高さに応じて色を付けます(低い=寒色、高い=暖色)。 今表示しているデータの最低〜最高標高に自動で合わせます |
| 背景(紺/白/黒) | 資料に貼る画像を撮るときは白が見やすいです |
| カーソル位置の座標 | マウスを乗せた場所の実座標(X・Y・標高)を画面右下に出します |
断面(標高スライス)
「断面を使う」にチェックを入れ、上限・下限のスライダーで見たい標高の範囲だけを残します。 盛土の中の様子や、特定の高さの地形だけを確かめたいときに使います。
断面は点群だけに効きます。3DGSは断面に対応していないため、断面中は自動で隠れます。
視点をすばやく変える
| ⬆ 真上 | 真上から見下ろします(平面図のような見え方) |
|---|---|
| 南から / 東から | その方角から水平ぎみに見ます。横断の確認向き |
| 斜め | 全体をつかみやすい斜め上からの視点 |
| 🔍 全体を表示 | 今の向きのまま、データ全体が画面に収まる距離まで下がります |
計測のしかた
| 📏 距離 | クリックで点を追加(何点でも折れ線に)。区間ごとの距離が表示されます |
|---|---|
| 📐 高さ | 2点クリックすると自動確定。2点間の高低差(垂直距離)が出ます |
| ⬛ 面積 | 3点以上クリックして右クリック(または「✔確定」)。水平投影面積が出ます |
- 計測点は点群と3DGSのどちらの表面でも拾えます(カメラに近いほうが選ばれます)
- 打ち間違えたら「↩ 1点戻す」。計測一覧の ✕ で1本ずつ削除、「🗑 全消去」で全部消えます
- 終了は右クリック・「✔確定」・ESCキーのどれでも
- 計測一覧の ✎ から名前とメモを付けられます。 報告書でどこを測ったか分かるよう、「法面のり肩から水路まで」のように書いておくと後で助かります
結果の持ち帰り
- ⬇ CSV書き出し: すべての完成した計測を、名前・メモ・実座標(平面座標系のX/Y/標高)つきで CSVに保存します。Excelでそのまま開けます
- 📷 スクリーンショット保存: 今の画面(計測線・ラベル込み)をPNG画像で保存します
- 💾 計測を保存 / 📂 計測を開く: 計測をJSONファイルにして持ち運びます。 座標は実座標で記録されるので、別のPCで開いても同じ場所を指します
顧客に納品する
「🔗 納品用リンクを作る」を押すと、今開いている案件の顧客向けURLができてコピーされます。 静的なウェブサーバーにデータごと置けば、URLひとつで顧客が現場を見て回れます。
?mode=client | 顧客向け。案件の切替やファイル読み込みなど社内用の操作を隠します。 計測はできます |
|---|---|
?mode=view | 見るだけ。計測欄も隠します |
?project=案件ID | その案件を最初から開きます |
納品モードでは、画面の右上に会社名と案件名が出ます。会社名は
app/projects.json の company で変えられます(未設定なら「ファルコン」)。
閲覧する側の Chrome で WebGL(3D描画)が無効だと表示できません。納品時の案内文に入れてください。
視点(ブックマーク)
- 「💾 視点を保存」: 今のカメラ位置に名前をつけて保存。一覧のボタンでいつでも戻れます
- 「⭐ 初期視点に設定」: 次にこの案件を開いたとき、この視点から始まります
- 保存先はこのブラウザの中(localStorage)です。別のPCには引き継がれません
困ったときは
| 画面が真っ白/エラーが出る | Chromeの設定で「グラフィック アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をオンにして
Chromeを再起動(アドレス欄に chrome://settings/system) |
|---|---|
| クリックしても計測点が付かない | ①計測ボタン(距離・高さ・面積)が赤く点灯しているか確認 ②3Dモデルの上をクリックしているか確認(空の部分は拾えません) |
| 3DGSがモヤに包まれている | 撮影対象だけに刈り込んだ(クロップした)データを使ってください。 背景ごと学習した3DGSは大きな半透明のモヤを含みます |
| 動きが重い | 他の3D系タブ(地図・動画など)を閉じる。それでも重い場合はデータの間引きを検討 |
技術的な経緯・既知の制約は falcon-viewer/EXPERIMENT_LOG.md、
今後の計画は falcon-viewer/ROADMAP.md を参照。